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EU指導部、復興基金の妥協案提示 補助金3900億ユーロに縮小
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EU首脳、233兆円復興プラン協議へ-中期予算と新たな資金手段活用か
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EU、百兆円超の復興基金で合意 欧州委が原案策定へ
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「第3」好調のサントリー、キリン増収 ビール大手4社の決算出そろう
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EU首脳、7500億ユーロの復興基金で合意 倹約国の主張で補助金縮小
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コラム:大詰めの欧州「復興基金」構想、財政一元化は進むのか=井上哲也氏
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EU首脳、21─27年予算で合意できず 次回会議の日程調整へ
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EU欧州委、中国の投資に規制案 買収攻勢に歯止め
産経ニュース 2Picks
遠藤周作の未発表小説発見 タイトルは「影に対して」 長崎・文学館書庫から
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全日本しもつかれコンテスト開催 初挑戦の71歳が「第20代鉄人」に
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今回、注目すべきプロセスとはやはり「豊かな小国」の存在感が発揮されたことです。経済格差を理由とした南北対立でもなければ、価値観や難民を理由にした東西対立でもない、新しい分断です。金目の問題は南北対立化と思いますが、今回、最大の債権者である経済大国ドイツは南欧諸国などへの支援に賛成する側に回っています。一方、(補助金中心の)復興基金に反対してきた倹約4カ国と呼ばれた反対勢力のうち、オーストリア以外の3カ国(オランダ、スウェーデン、デンマーク)は「新ハンザ同盟」と呼ばれる比較的豊かな小国連合(エストニア、フィンランド、アイルランド、ラトビア、リトアニア、オランダ、スウェーデン、デンマーク)のメンバーです。彼らはEU改革議論を大国だけで決めないで欲しい、という論陣を張る勢力です。とすれば、今回は「反対を貫くこと」が目的化しても不思議ではなく、それによって存在感を発揮したかったはずです。実際、そうなりました。
EUにとっての嬉しくない多様化として、亀裂・対立の種類が多岐にわたり始めている兆候を念頭に置きたいところです。ご笑覧ください。