大企業人材、起業しやすく NECなど「出向起業」
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注目のコメント
たまに大企業在籍の友人からこのような制度で起業したい、みたいな相談を受けますが、本気で自分でビジネスを人生をかけて立ち上げて成功させたいなら、自分でやった方が圧倒的にいいよと伝えます。会社立ち上げに際し、一定自分の資本を入れられるならまだいいですが。まだ、起業がうまくいかなかった場合に「出戻り社員」として戻れる方が制度としてはいいような気がします。とはいえ、どんな形であれ起業家の数が増えることは素晴らしいことだと思います!
大企業人材の起業を促す仕組みであると前向きに評価したい一方、自分自身も起業家のはしくれとして感じることは、退路を断って、事業立ち上げ・成長に全力を尽くすのでなければ、結果的に成功可能性を減じるように感じます。
勿論、リスクを負って必死に勝負したら良い、成功するというものではないものの、最後の一手や見逃される細部等の精度を高めることへの貪欲さに差が出るように考えています。
また、胃が絞られるような絶望感と万能感・高揚感を毎日繰り返し感じながら、事業を立ち上げ、成長させる喜びは、リスクヘッジしながらでは味わえず、どうせやるならオールインでとことんリスク取った方が楽しいと思います。一歩踏み出す際の心理的障壁を下げるという意味では、いい取り組みかと思う。
おそらく大企業とベンチャーとではカルチャー違うんだけど、人により合う合わないはあるはずで(ベンチャー→ベンチャーの転職でも合う合わないが出てくるのが現実だし、大企業→大企業の転職でも同様)、ミスマッチないようになればいいなあと思います(記事のケースでは社内起業的なのでミスマッチなさそうです)。
とはいえ、有能さの評価軸が異なるところにいって、大企業時代に覆い隠していた素養が花開く機会が多くなるといいですね。
ベンチャー側にいる人から見れば、守られた感半端なくてDisりたくなる気持ちもわかるが、この国の環境では、これくらいでも一歩踏み出せない人も多いわけで、なんとか1件でもうまくいく事例がでればいいなあ、と思います。