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ポルト監督、カシージャスの“記念出場”否定。「医師の許可も契約もない」

text by 編集部 photo by Getty Images

イケル・カシージャス
【写真:Getty Images】

 ポルトのセルジオ・コンセイソン監督は、今季途中に現役を引退した元GKのイケル・カシージャスが今季の残りの試合に出場できる可能性はないと断言した。ポルトガル紙『レコルド』などが伝えている。

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 カシージャスはレアル・マドリードから2015年にポルトに加入し、正守護神として昨季までゴールを守っていたが、昨年5月に心臓発作を起こして離脱。今季もポルトの一員としてプレー復帰を目指していたが、2月には現役引退を決断した。

 ポルトのサポーターは、カシージャスを今季の国内リーグ優勝メンバーの一人とするために、残りの試合で短時間だけでもピッチに立たせてほしいという運動をSNS上で展開していた。だがコンセイソン監督は19日の会見でその願いが実現する可能性を否定している。

「イケルがプレーすることはできない。(医師からの)許可もないと思うし、ポルトとの契約もない」とコンセイソン監督。契約に関しては「1日や1ヶ月だけ契約することもできるかもしれない」としながらも、健康問題のためプレーが認められることはないと主張した。

 カシージャスは今後、古巣マドリーのアドバイザーに就任することが濃厚とも報じられている。「マドリー復帰が決まったのであれば、健康に力強く新たな時期を過ごしてほしいと思う」とコンセイソン監督はエールを送っている。

【了】

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