[北京/香港 20日 ロイター] - 中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車科技(シャオペン)は20日、直近の資金調達ラウンドで約5億ドルを調達したと発表した。同社には中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>が出資している。
環境に優しい自動車への関心が高まるなか、米EVメーカーのテスラ<TSLA.O>や上海蔚来汽車(ニオ)<NIO.N>の米上場株はこのところ価格が急騰している。
中国新興EVメーカーの理想汽車は今月、米国で新規株式公開(IPO)を申請した。[nL3N2EK0GJ]
シャオペンによると、今回のラウンドで同社に出資したのはアスペックス、コーチュー、ヒルハウス、ベンチャーキャピタルのセコイア・キャピタル・チャイナなど。企業評価額は明らかにしていない。
シャオペンは中国国内の2カ所の工場で自動運転機能を搭載したセダン「P7」とSUV(スポーツ用多目的車)「G3」を生産している。
今回調達した資金を活用し、自動車向けの人工知能(AI)技術開発をさらに進める見通し。同社は年内に中国国内のショールーム網を約200店舗に拡大する計画。
シャオペンの6月時点でのG3の納車台数は1万9376台に上った。