[17日 ロイター] - 米証券各社のアナリストは、動画配信サービス大手ネットフリックス<NFLX.O>について強気の見通しを維持、少なくとも10社が目標株価を引き上げている。

ネットフリックスは16日、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛期間中に増加した契約者数の伸びが、7─9月期は市場の予想以上に鈍化するとの見通しを示した。アナリストらは、これは今年上半期に需要を先食いしたためと指摘している。

同社が今年上半期に獲得した契約者数は約2600万人。2019年全体の2800万人に迫る。

パイパー・サンドラーのアナリストは「契約者数の予想は保守的だとみている。スポーツの試合などが開催されていない現状では視聴者の選択肢は乏しく、ネットフリックスの立場は強い」と指摘している。

同社は16日、7─9月の有料契約者数の増加は世界全体で250万人との予想を発表。これはリフィニティブがまとめたアナリストの予想平均530万人の半分程度にとどまっている。

一方、懸念されるのは、昨年ヒットしたSFホラーTVシリーズ「ストレンジャー・シングス」などのような作品が今年は製作できず、視聴者を引き付けられないのではないかという点だ。

クレディ・スイスのアナリストは、2020年後半から2021年半ばには値上げが行われると予想。加入者数の増加ペースが鈍る公算が大きく、各国の経済再開に伴い「ステイホーム」の「勝者」であるネットフリックスへの投資家の関心も薄れていく可能性があると指摘した。