国内感染、新たに511人 大阪で解除後最多、死者999人
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注目のコメント
(21:52 少しだけ更新しました)
何度も書くけど、遅行指標である入院患者数、重症者数が確実に増えてきているのが気になっている。さらに入院予備軍も裏では増えてるはずである。
また、よくあるコメントのうち重症化率が異なる（下がってる的な意見）のも、検査対象者の面積が違うので当たり前であり的外れ。今までの最高陽性率は30%超で、しかも当時は症状が出ている人しか検査をしなかった。今は検査対象の面積は大きく拡げており、少しでも接触がある人（ファネルで言うと最も手前）にすら検査をしている。それでも陽性率すら右肩で上がり始めているのは線で見るとかなりネガティブな話である。
つまり、第一波と第二波による重症化率が低くなってるわけじゃなくて、見ている分母が根本的に違うからデータがApple to Appleじゃないだけです。（ちなみに病院の体制も整い始めており下がっている可能性を否定するものでもない。が、いずれにせよ仮説の域は超えない）
ところで、コメントにしても野党的タイプの人たちの躍進が目立ちますが、これらも線で何を発信しているか冷静に見ていきましょう。与党の政策を全て支持するわけではないですよ。
1ヶ月前
「GO TOキャンペーンは夏の繁忙期にこそやらないと意味がない」
「感染拡大はもう封じ込めたのだから早く経済を戻せ」
緊急事態解除後やGoTo実施の決定後
「本当にGoToやるのか？危険、制約を設けるべきだ」
「緊急事態宣言の解除はまだ早い。」
最近
「除外エリアがあるなんて不公平だ」
「緊急事態宣言の解除が早すぎだった。責任を取れ。」
ずっと頑張っている政府関係者や医療関係者の方々に失礼すぎるので、こういう時は鎮まっていただいた方が心から良いと思うし、周りも冷静に判断されたい。前線の皆さま、ありがとうございます。
この辺りのことは一通りYouTubeでも詳しく話したので、ぜひご覧ください🙋♂️
データを正しく読み解く方法【本質を見抜く】
https://youtu.be/3tOHCZ-apY8７月１３日から７月１９日までの７日間の新規感染者数は3,140人、新規死亡者数は3名で、3ヵ月前の4月13日から4月19日までのそれぞれは3,653人と79人です（ＷＨＯ公表）。感染者数は似たような数ですが、感染から遅れて増加するので油断禁物とはいえ、死亡者数は隔絶的に減っています。それはいったい何故なのか (・・?
治療薬はないものの、救命のための治療の水準は、流行当初と比べ格段に上がっていそうです。当初は感染者の容体が原因不明のまま急変して死に至る事例が多くあったようですが、今ではその原因は免疫暴走と血栓だと分かっているらしい。その診断がつけば免疫抑制や血栓防止の処置をして急な死を防ぎつつ人工呼吸等の延命措置を取り、自力で回復するのを待つことが可能です。死亡者数が大きく減った背景にはそんな変化がありそうだと素人目にも感じます。
医療崩壊を起こしたり人工呼吸等の設備が不十分だったり庶民が医療にアクセスを持たなかったりする国々は大変ですが、適切な治療を全ての国民が受けることが出来る我が国では、働き盛りの人達が命を落とすリスクは今では極めて低く、高齢者や基礎疾患のある人と雖も命を落とす可能性はかなり下がっているはずです。
感染者数が増加傾向を示しているのは確かですが、4日間症状が続かなければ検査を受けられない中での感染者数と、感染していれば10万円払うというインセンティブまで用意して無症状感染者を炙り出している今の感染者数とを他の情報を示さず同列に報じても、増加傾向の意味合いを含め現状を誤認させる可能性が高そうです。目を引く感染者数のみ日々大々的に報じて国民の不安を煽り、明らかに減少している死亡者数は累計のみ示すというのは如何なものかと思わないでもありません。
再び人為的に経済活動を強く止めた時の経済的な被害は甚大です。リスクを煽れば耳目を集めやすいメディアにとってもリスクが高いほど注目を浴びる立場の知事や専門家にとっても地味なことではありますが、我が国の医療体制がどのようになっていてこの先どのように整備を進めるか、新型コロナウイルスの真の致死率は現時点でどの程度のものなのか、といったことに焦点を当てた包括的な情報発信が重要であるように思います。
