【青野慶久】人生最大の挫折で気づいた自分に足りなかったこと
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注目のコメント
青野さんの挫折体験。
『自分が死にたいと思っていることに驚きました。「社長を辞めたい」とほかの役員に相談しました。話しているうちに涙が出て止まらなかったこともあります』
こう言ってはいけないのかもしれませんが、そんな青野さんが私は大好きです。こういう大きな挫折を経験された方って、決まって人の気持の痛みをわかる人間になります。そして、本当の意味で強い人間になれます。
だから、次の「志」や「真剣」へとステップアップされていったのでしょうね。読んでいて、とっても気持ちよくなりました♪サイボウズ社長・青野慶久氏の連載第3回です。
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情報共有のための「グループウェア」と呼ばれるソフトウェアやクラウドサービスを手掛けるサイボウズ。働き方改革の先進的な企業として知られ、「働きがいのある会社」でも2位にランキングされる(2020年、中規模部門。GPTW調べ)同社だが、15年前は危機的状況にあった。
ちょうど青野慶久氏が社長に就任した頃、社員が次々に退職。離職率は28%まで上昇する。給与の引き上げや業務の転換など、社員を引き留めるために様々な対応を試みたものの、さほど効果は上がらず。そこで社員に「どんなふうに働きたいか」を丁寧に聞き取り、「育休・介護休は最大6年間」「副業大歓迎」など働きやすい制度を次々につくる。
これが功を奏し、その後サイボウズの離職率は低下。12年以降は4%前後で推移。業績も好調で、同年以降、売上高は毎年、前年比115%ほどのペースで伸長している。青野社長は経営者としての自信を失いながらも、活力が消えかけた職場をどう再生したのか。(全7回)
■第1回 「がんばるな、ニッポン」のメッセージに込めた想い
■第2回 松下電工の「暴走社員」がサイボウズを創業
■第3回 人生最大の挫折で気づいた自分に足りなかったこと
■第4回 「100人100通りの働き方」で業績右肩上がり
■第5回 そこまでやるか、社員に手厚い制度を次々導入
■第6回 給与もキャリアプランも自分で決める
■第7回 「会社」という仕組みはもう古い