[ワシントン 15日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は15日の記者会見で、南シナ海において中国に領海や海洋権益を侵害されたと考えている諸国を米政府が支援していく意向を示した。軍事力は行使せず、あくまで外交を通じた取り組みを念頭に置いている。

ポンペオ氏は「われわれは世界中でこれらの国を支援する。国際機関において、あるいは東南アジア諸国連合(ASEAN)の枠組みにおいて、または法的な措置を通じて、われわれができる全ての手段を駆使し、手を差し伸べる」と語った。

同氏は13日、中国による南シナ海ほぼ全域の海洋資源権益の主張は完全に違法だとする声明を発表。中国が猛反発し、両国の緊張が高まっている。