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第94回センバツ高校野球

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独自大会で3時間の降雨中断 鹿児島城西ナインが取った思わぬ行動 高校野球

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高校野球の鹿児島県独自大会で雨がなかなかやまず、ダッグアウトで昼食の弁当を食べる鹿児島城西の選手たち=鹿児島県日置市の伊集院総合運動公園野球場で2020年7月14日午後1時23分、吉見裕都撮影 拡大
高校野球の鹿児島県独自大会で雨がなかなかやまず、ダッグアウトで昼食の弁当を食べる鹿児島城西の選手たち=鹿児島県日置市の伊集院総合運動公園野球場で2020年7月14日午後1時23分、吉見裕都撮影

 鹿児島県日置市で14日にあった高校野球の独自大会で、降雨による中断が3時間以上に及んだ。ダッグアウトで雨宿りしていた選手たちは、思わぬ行動に出た。

 8月のセンバツ交流試合にも出場する鹿児島城西と加世田の一戦。八回表に雨脚が強くなって中断した。試合は七回で成立していたが、球児にとって今年は特別な夏。県高野連は「最後までさせてあげたい」とコールド試合にしなかった。

 ところが、グラウンドには無情の雨が降り続く。ここで城西の佐々木誠監督が「昼食にしよう」と呼び掛け、選手たちは弁当を楽しんだ。試合は3時間17分後に再開し、鹿児島城西が5―1で勝利。先発の前野将輝(3年)は「(この経験が)今後の力になる」と、勝利の味もかみ締めた。【吉見裕都】

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