JOC山下会長、就任1年で会見「役割果たす」

就任から1年を迎え、記者会見するJOCの山下泰裕会長=14日午後、東京都新宿区
就任から1年を迎え、記者会見するJOCの山下泰裕会長=14日午後、東京都新宿区

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は14日、東京都内で会見を開き、昨年6月の会長就任から1年間を振り返り、「未知の経験で戸惑いが多かった。いろいろ見えるようになり、今まで以上に重いものを背負って役割を果たしていかないといけない」と述べた。

 スポーツ界が社会全体に寄与する重要性を強調。国際協力機構(JICA)と連携を強化し、JOCアスリート委員会が検討しているオークションを通じた社会貢献活動などもサポートしていくとした。

 新型コロナウイルス感染拡大により東京五輪は来年に延期され、どのような形で開催できるか不透明だ。山下会長は五輪には(1)世界中の多くのトップ選手が集まれること(2)最高の競技力を発揮できる安心安全な環境が整うこと-の2条件が必須だとの認識を示した。

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