[東京 14日 ロイター] - ANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸(ANA)は14日、8月の国内線について、当初の運航計画の88%を再開すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で打撃を受けている観光業などを支援する旅行需要喚起策「Go To トラベルキャンペーン」の開始に加え、例年旅行者数の多い夏休みも始まり需要の回復が見込まれることから、同月の復便を決めた。

特に需要が増えると予想される8月7日から17日の運航数は計画比95%。今後の運航状況については、引き続き事態の推移を見極め対応していく。

ANAが同時に発表した8月の国際線運航数は計画比11%だった。新型コロナ感染拡大の影響に伴う各国での出入国規制や検疫体制、需要動向などを踏まえて判断した。同月も運休・減便している路線は多いものの、羽田―台北、羽田―ホーチミンシティ、羽田―ワシントンD.C、羽田―パリの4路線での運航は再開するという。

(新田裕貴)