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トランプはファシストなのか、米国の分断を生んだ“本当の要因” 村田晃嗣(同志社大学法学部教授)

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  • 米国カリフォルニア州弁護士(専門:移民法)

    経済格差が原因でポピュリズム、という話はよく聞きますが、経済問題として捉えるのはそのとおりだと思います。しかし、今問題になっているのは、本来、経済問題であるべきことが、人種差別や白人至上主義のカバーになっていないかという点です。例えば、雇用保護のため移民規制をするというのはポピュリスト的な経済政策です。これは必ずしも反移民ではありません。仕事が奪われるのは困るという生活問題です。

    しかしアメリカには本当に人種差別者もいて、特に超右派ポピュリスト・ナショナリストのなかには、そういう人もいます。今、保守FOX NEWSのタッカーカールソン氏のライターが人種差別主義者であったことが発覚し問題になっています。カールソン氏はアメリカで最も有名な保守ポピュリストです。従って、一概にトランプ支持者といっても、中身を分別するのは非常に困難なのです。その部分が結構誤解されていると思います。

    さらにいうと、トランプ政策は保守ではありますが、移民規制、経済保護主義などを公約をしているので、資本主義を支持してきた今までの共和党とは違う面があります。また世界の紛争に関与しないという点も、ネオコンと言われたブッシュ政権とはその思想が異なります。ただ結局のところ、過去の共和党政策が国民の生活問題を解決できなかった、その流れで共和党エスタブリッシュメントはトランプポピュリズムに乗っ取られたわけです。

    事実としてトランプ政権は多くの有権者(前回オバマ大統領に投票した人も含めて)の支持を得たわけですが、仮にこれが群衆政治であり危険であると批判するならば、決してトランプポピュリズムは「問題の原因」ではありません。「問題の症状」と分析したのは、ベーシックインカムを提唱しているアンドリューヤン氏です。その観点から、トランプ政権を批判するときには、どの部分を批判しているのかを理解する必要があり、さらに民主党を支持する場合は、なぜ今まで民主党は経済格差や国民医療保険などの基本的な生活問題を、解決してこなかったのかも考える必要があります。


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