[13日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>の株価が13日、3.1%安で終了し、過去2週間の40%を超える上昇が止まった。

一時16%急伸する場面もあったが、米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>、マイクロソフト<MSFT.O>、エヌビディア<NVDA.O>など、ここ数カ月アウトパフォームしてきたナスダックの主要銘柄とともに下落に転じた。

テスラを巡っては7月22日に発表する四半期決算が黒字になる可能性やS&P総合500種<.SPX>に採用される可能性への期待感があり、13日の高値は1794.99ドルと前日終値を300ドル近く上回った。

同社株が過去10営業日で下落するのは2営業日目。テスラは11日、スポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」の販売価格を3000ドル引き下げた。

テスラは第2・四半期に利益を計上すれば、初の4期連続黒字となり、S&P500種に採用される上で重要なハードルの1つをクリアする。

テスラの時価総額は現在2770億ドルで、S&P構成銘柄の95%よりも大きく、最も高いバリュエーションを持つ銘柄の1つとして、S&P500種に加わることになる。同指数に追随している投資ファンドにも相当な影響を及ぼすことになる。