[13日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は13日、新型コロナウイルス感染拡大を抑制するためにマスクを着用することが米経済の回復に向けた最大の要素になるとの考えを示した。

カプラン総裁はナショナル・プレス・クラブのオンラインイベントで、新型ウイルス感染が再び拡大し始めてから米経済は失速したと指摘。「景気回復の加速化に向け現時点でできる最も重要なことは、誰もがマスクを着用することだ」と述べた。

その上で「感染が再拡大しなければ生き延びられた多くの中小企業が破綻に追い込まれる恐れがある」と指摘。連邦準備理事会(FRB)は一段の措置を実施する用意があるとしたものの、人々がマスク着用を奨励すれば、財政政策、および金融政策の必要性が低下する可能性があるとし、「成長加速と規則順守との間には直接的な関連性がある」と述べた。