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トップラインはトレーディングで好調、ボトムラインは引当金急増で最悪という米銀決算。
ただ、資本基盤もしっかりしていることと、市場はトップラインをより評価するので問題ないのでは。
フロリダなどで感染が広がっていていることや米国と取引の多いブラジルなどのラテンアメリカでも感染者が拡大中であり引当金についてはまだ積み増されると思います。原油価格の下落より、石油産業の企業の倒産も気になります。
また、トレーディングは基本はマーケットが動かないと儲からないので今後は過渡な期待はできないと思います。
現在、金融、株式マーケットはFRBに支えられている面があるが今後はそれをいつまで続けるのかという点に焦点があたってくるとマーケットもナーバスになってくると思います。
近時その傾向が薄れたとはいえ好況期には利鞘が薄くなる代わりにボリュームが増え、不況期はボリュームが減る代わりに利鞘が厚くなり、収益変動が比較的少ないのが銀行業の特色で、だからこそ一般企業と比べて遥かに低い自己資本比率で経営ができるわけ。ところが、企業と個人の破綻が大きく膨れ上がるほどの不況だと、貸し倒れ等の与信費用が一気に膨らんで、行き詰る虞が出て来ます。金融問題に端を発したリーマンショックの時がそうでした。
「4大米銀の4-6月利益の合計は10年余りで最少」とのことですが、当時と比べて自己資本が厚くなり、「大手5行を合わせた株式と債券のトレーディング収入は、前年同期比で31%増」、「住宅ローン事業も堅調」といったことと相俟って金融システムそのものが揺らぐ虞が出ておらず「慎重ながら楽観している。景気は年末に向けて勢いを増し続ける」と予想できる状況にあることが幸いです。
今週から金融機関が先陣を切って決算ウィークが始まります