「中国化」香港が迎える本当の正念場は、米国の金融制裁
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香港株も上海株も、国家安全維持法のあたりから急速に株価が上昇しています。この法律に賛同を示したHSBCやスタンダードチャータード銀行など外資系企業が、賛同と引き換えに本土の投資を積極化&中国への投資加速も期待にあるかもしれません。しかし、この二行の株価は右肩下がり。この記事にある金融制裁を危惧してでしょう。
中国の株価指数は右肩上がりでも、個別企業にはじわり懸念が広がっていますちょうど私も以下の寄稿を今朝、しております:
香港カレンシーボードに飛び火した米中対立
禁断の米ドル取引制限のリスクを見ておく
https://toyokeizai.net/articles/-/362421
先般のBBG報道にあった通り、米国が香港ドルの取引を制限しようという動きが報じられています。その際に発生する影響とメカニズムはどのようなものになるのか解説させて頂きました。現在、香港の抱えている外貨準備は米ドルにして4400億ドル以上。これが全て不要になるということはないでしょうが、カレンシーボードの要諦は米国債(米ドル)ですから、この小さくない部分を放出するという話になれば国際金融システムへの影響は小さい物にならないでしょう。未だ観測の域を出ないものですが、要注意したいニュースです基軸通貨を持っているとこの様に外交ツールとして使えます。
中東やロシアでも同様の手段が取られてきました。各国がこぞってデジタル通貨などの導入により通貨の決済圏を広げようとする理由の一つでもあります。
https://newspicks.com/news/5051423?utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare&utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid289374
なお、この金融外交は香港だけではなく中国の銀行にも広がっています。
https://newspicks.com/news/5030916/?invoker=np_urlshare_uid289374&utm_medium=urlshare&utm_campaign=np_urlshare&utm_source=newspicks