【倒産集計】これだけの企業が「コロナ」で消えてしまった

2020/7/18
2020年上半期(1月~6月)の全国企業倒産集計がまとまった。
期中に発生・感染拡大した新型コロナウイルスの影響で多くの企業で業績が悪化。6月末までに新型コロナの影響を受けて業績予想の下方修正を行った上場企業は843社に達し、減少した売り上げの総額は5兆6575億円にものぼる。
一方で、増加が懸念された倒産は5月に記録的な減少幅を見せるなど異常事態とも言える状態に陥った。下半期を展望しながら、6月までの半年間を振り返る。

上半期の倒産が「少ない」理由

2020年上半期の倒産(法的整理による倒産、負債1000万円以上)は3943件、負債総額は6316億7900万円となった。件数は3年連続で前年同期を下回り、負債総額は半期ベースで2000年以降最少だ。