リモートからも脳のイメージング装置を利用できる技術で神経科学の深化を目指すKernelが約53億円調達
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脳活動を非侵襲で読み取る方法は、電磁場の周波数の種類によって大別できる。
・静電磁波:fMRI (機能的核磁気共鳴画像法)
・超低周波:EEG (脳波)、MEG (脳磁図)
・光:NIRS (近赤外分光法)
読み取る対象もそれぞれ異なり、空間分解や時間分解の精度が変わってくる。
・fMRI:酸素を消費するヘモグロビンの濃度
・EEG:シナプスにおけるイオン交換で発生する電気
・MEG:シナプスにおけるイオン交換で発生する磁気
・NIRS:酸素を消費するヘモグロビンの濃度
これらの技術を揃えるには、コストと場所が必要になるので、それをクラウドでNaaS (Neuroscience as a Service)として提供するとのこと。
=参考=
ブレインテックABC〜脳を読み取り・脳に書き込む基礎技術
https://note.com/ray_30cm_ns/n/ne3f291898ed0脳神経メカニズムを可視化できるコンピューティングとアプリケーションを、クラウド型で提供し、様々な脳学者や医師の研究プラットホームになりえる、という理解でいいですかね。
あとは開発環境とセンサー、APIを用意していくのでしょうか。この辺りの研究は進んでるようでまだ未解明が多い、より多くの研究者が参加しやすく安全な患者への検査にも使えるのであればそれはら素晴らしいことだと思います。
どんな治療に使われるから書いていませんが、やはりアルツハイマーなどの研究ですかね。科学の発展で、物事の捉え方の枠組みが増えて今までは解決できなかった問題に対して有効な解決策がでてきたという事を考えると神経科学の分野で今まで見えていなかった事が見えるようになると、スムーズに解決できる問題も増えてくるのではないかと思う。
ファストアンドスローにもあるような、自分の状態を意識して気づき意識的に行動を変えられるように訓練するみたいな事やマインドフルネスで己を知るといった行為が、Kernalを通じてモニターやデバイスなどで刺激を与え行動をかえるサポートをするみたいに。