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分散したいのか集中したいのか、正直よくわからない。もう少し政策の全体像を知らないとネガティブなコメントしか思いつかないのだが、新聞にはそうした詳細な報道は難しいのだろう。
また、シリコンバレーを作る、という発想は、やめたほうがいいと思う。
それよりも、それぞれの持ち味をどう活かしながら、新しいものを取り入れていくか、という現実的な政策が望まれる。例えば、東京の持ち味は独特なものがあると思うし、それは逆に言えばシリコンバレーにはないものでもある。
ドラッカーの言葉に「すでに手にしているものによって初めて必要とするものをつくりあげることができる。 手にしていたいものを発明することからスタートすることはできない」とあるが、手にしているものからスタートすることが大事ではないだろうか。
もしかすると、政策の全体像はそういうものになっているのではないかとも想像する。

追記
当該の政策の概要はここにあった。
https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/ecosystem/index.html
なるほど、これによれば、まず手を挙げた都市に、大学による起業家人材の育成と起業家支援の仕組みを官民を挙げて作る、ということであって、別にシリコンバレーを目指しているわけではないようだ。少し安心した。シリコンバレーはもちろんベンチマークにしているだろうが、ただ、それをコピーすることは不可能であるし、それぞれの都市ごとの持ち味が生かされる政策、そして、何よりも実践が大事であろう。
都市数を増やすなら、予算やバックアップ体制も上積みしないと、成功率が低くなる事が懸念されますので、政府はそこもしっかりと実行して欲しい。
起業率が世界的に低い日本がグローバルで戦っていくには、国をあげてベンチャー企業を育てる事は必須なので、このような取組は大歓迎です。
ただし、折角やるなら形だけではなく、キッチリ成果を出せるよう、やり切る事が最も重要だと思います。
都市圏なのは当然。ランウェイ(企業寿命)が長くても1年半とか、限られているスタートアップには、時間と効率は金である。
東京ならば、資金調達タイミングには、1日に3つのVCとのアポは入れられる。ロジックと数字だけでは評価できない企業ステージの場合、対面で会って情熱を伝えることも時には必要である。
そのためには都市の集積性が必要。

同時に日本市場のみを対象とするのでは、スタートアップが求められる成長性には心許ない。グローバルサービスを提供するには、国際便の多く就航する空港に近いアクセスも必要。
『ハブandスポーク理論』で組み立てられている交通社会インフラの『ハブ』部分にあたる都市部に、エコシステムを、というのも、当然だと思う。

記事より
ーーーー

 選定されたのは東京都・横浜市などに加え、名古屋市・浜松市など、大阪市・京都市・神戸市、福岡市-の4都市圏。

当初は2~3都市の予定だったが、立候補が多く上積みした。

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ただ、上記では圧倒的に、東京都・横浜市が1強状態。


その他の都市部はだいぶパワーに見劣りがある。

これを解消するには、各地域に特色を持つことではないかと思う。

例えば、名古屋・浜松市は、トヨタやスズキといった、自動車大手メーカーのお膝元で、下請けの多くのメーカーの産業集積がある。
これは、IoTや、ハードウェアスタートアップには、良い条件になりうる。金型を作るのが半日あればできる、とか、デモ機から量産体制にスムーズに入れる、とか。

西日本や福岡は、東京よりも遥かにアジアへのアクセスが盛ん、インバウンドも西高東低であることから、アジアグローバル産業に強みを持つとか。

スタートアップ集積地として、都市ごとに、特徴があるのが、中国の沿岸都市である。

北京は政府と近いのでメディア系。TikTok のBytedance社も北京である。

上海は古くからの国際都市としてグローバル系。

杭州は、アリババの本拠地で、EC系が集積。

そして、深センは、ハードウェアである。ドローンシェア世界ナンバーワンの、DJI社も深セン拠点。

政府が日本のスタートアップ育成政策をやるなら、戦略が必要。
記事にあるが、『立候補が多いから上積みした』なんていうのは、無戦略の露呈である。
だいぶ書き方がデタラメなので当事者は困惑されているのでは。後半の数字もデタラメ。

内閣府の昨年からの試みだが https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/ecosystem/index.html シリコンバレーなどというワードは使っていないし、「グローバル拠点都市」などという事も言っていない。世界で競争力のあるスタートアップエコシステム都市を、という試み。それ自体は総じて正しいと思う。

人間はピア効果の生き物、集積が全て。
大学や研究機関、大手企業のR&Dとも連携した骨太技術・IPドリブンが対世界競争力の唯一の解。
それだけでは十分じゃなくそれと経営人材とのマッチングが要

これら考えると打ち手としては悪くない。予算は無論限られるので少しでも勝ち目ある少数都市選定してえこひいき、これも妥当。
もちろん是非の判断は執行のディテールが全てですが。
つい先日東京都が世界ランキング15位にランクインしましたが、それがこの政策の成果の一つです。

そして、今後トップ5を目指し、他の地域も上位ランクに持っていくための政策です。

世界を見渡すと、イノベーション創出の都市間競争が起こっており、シリコンバレーだけでなくNY, ボストン、パリ、ロンドン、北京など人材、技術や投資資金の獲得競争が起こっており、これに対抗する施策。

東京、福岡もちろん、なかなか連携の取れなかった関西三都の連携、最近急にエコシステムの盛り上がりを見せている名古屋の今後に注目です。

政府云々よりも各地域の盛り上がりの凄さ、多様なプレーヤーの巻き込みを加速することがこの政策の本質で、国はそれを後押しするということになると思います。
ひとつに絞り込むほうがいいというのは短絡的だと思います。4つあれば、ひとつぐらいはうまくいくかもしれません。4都市圏の条件はまったく違いますから、同じ施策を打っても、効果や反響は変わります。

企業であれば、選択と集中は有効な戦い方です(成り行きと拡散も、時には有効ですが)。しかし、行政はあり方が違います。失敗して、倒産というわけにはいきません。未来は予測できません。広く構えるというのもアリだと思いました。
米国のシリコンバレーはスタンフォードを中心とする産学連携や人材供与、それらのポジティブ・フィードバックがおこりだと認識しています。選定された地域は大都市かつ大きな大学があるところですね。

一方、映画産業は元々NY州Ithacaが中心地だったものが、ハリウッドが税制優遇したためにそちらが中心となり、最近はその税制優遇も大したことないのと他の都市が誘致合戦をしていて少しずつ他の都市でも立ち上がりつつあると聞いたことがあります。参考になるのではないでしょうか。

ちなみに、Ithacaみたいな田舎町が映画の中心?と思われるかもしれませんが、切り立った渓谷が多くあるので西部劇などの撮影はしやすかったようです。

イサカ (ニューヨーク州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%82%AB_(%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%B7%9E)
今更シリコンバレーを真似しても仕方ない気がします。
そして、選ばれた都市が多すぎですね。シリコンバレーを真似するのにたくさんあってどうするのでしょうか。
日本が決められない国だと言っているようなものです。
アメリカや中国ならいざ知らず、日本ほどの人口なら1か所にまとめないと、良い人材が集まらないと思います。
世界と戦うなら分散してはダメです。
コレジャナイ感
戦略的なようで戦略がない。
ユニコーンなんて財務的なマジックで作られるものだし、それを生むことを目的としても、経済が浮揚するとは到底思えない。

まず重点的に投資する分野を決めるべき。
それが日本という国を特徴付けて、海外からの投資資金や人材を引き寄せる。

そのためにも大学だけでなく、初等教育からの教育分野の改革からスタートしないと。
それからすでにインフラが揃ってるところにフロンティアは出来ないと思うので、むしろ新たに東京を作ることを目指したい。

その意味で筑波は良くも悪くも一つの事例なので、しっかりと研究すれば良いと思います。