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抗菌薬の効かない薬剤耐性菌の感染による死者は2050年までに世界中で年間1000万人に達すると試算され、約800万人が命を落とすがんを超えると推測されています。

農作物、食用動物、人への安易な抗菌薬処方は、耐性菌の急速な増加につながりました。細菌は賢い生き物で、人が新しい抗菌薬を開発しては、その耐性菌が現れるといういたちごっこになっています。

様々な細菌感染症が克服されてきた昨今、人の死因は感染症から加齢の影響が大きいがんに移行しています。がん患者が増え、薬剤開発もまた、お金になるがんに移行しました。

一方で、克服されてきた感染症に対する抗菌薬は価格が下がり、新薬の開発のほとんどが中止されました。現在新たな抗菌薬開発は他領域と比べるとほぼ皆無と言っていい状況です。ここに基金を設けて投資を、というニュースです。

あらゆる人にとってこの問題に協力できることは、風邪のようなありふれた病気で、抗菌薬をもらわないこと、飲まないことです。抗菌薬を使わなければ、耐性菌は生まれません。必要のない抗菌薬は使わない。抗菌薬は必要な時だけ使う。身近な協力としては、これに尽きます。
薬剤耐性菌は厄介な問題で、山田先生のご指摘の通りです。
不必要な抗菌薬は使わないことが大事になってきますが、日本では「抗菌薬は風邪に効果がある」と思っている人が45%いて(英、仏では16%)、まずは知ることが大事です。ちなみにクリニックで手伝いに行った時にろくでもない院長から「抗菌薬出さないと、風邪で受診する必要ないことがバレて売り上げ下がるから抗菌薬は必ず出せ」と言われたことがあるのはここだけの秘密です。