[東京 9日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>は9日、2021年2月期(今期)の純利益は前年比45.0%減の1200億円となる見込みだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大は上期で緩やかに収束へ向かうものの、新たな生活様式への変化による影響は今期末まで残ると仮定している。年間配当予想は98.50円。

営業収益は14.3%減の5兆6920億円、営業利益は24.1%減の3220億円をそれぞれ見込む。なお、業績予想は新型コロナの収束時期によって変動する可能性がある。

20年3―5月期の純利益は前年同期比73.2%減の139億円だった。営業利益は同21.0%減の714億円。新型コロナ感染拡大に伴う国内での外出自粛要請に加え、米国での国家非常事態宣言を受け、国内・海外コンビニエンスストア事業が不調だった。百貨店、総合スーパー、専門店においても大幅な営業自粛を余儀なくされたことが大きく響いた。

*内容を追加しました。

(新田裕貴)