【激動】ユニクロ、ZARA、H&Mのコロナ決算を3分でチェック

2020/7/10
世界のファストファッション業界が、新型コロナウイルスの影響によって売り上げが半減するという“異常事態”が起きている。
「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、7月9日に最新決算を発表し、3〜5月までの3カ月間の売上高が前年同期比で39%減少していたことが明らかになった。さらに、この期間の最終損益は、98億円の赤字に転落し(前期は446億円の黒字)、コロナの打撃を大きく受ける3カ月となった(下図)。
その一方で、「ZARA」や「Bershka」を展開する世界最大手のスペイン・インディテックスや、「H&M」を展開する世界2位のスウェーデン・ H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)も、直近の四半期決算で同じような結果となっている。
インディテックスは、2〜4月の売上高が33億ユーロ(約3990億円)で、前の年の同じ時期に比べてマイナス44%という大幅な減少となった。H&Mに至っては、3〜5月の売上高が286億スウェーデンクローナ(約3350億円)でマイナス50%と半減した。
ファストファッションの世界3大企業が、そろって40〜50%という売り上げの減少と最終赤字となり、ファッション業界の厳しさが世界全体に広がっているのが分かる。