[上海 9日 ロイター] - チャイナ・デーリーは9日、中国は2020─25年に原子力発電所を6─8基建設し、原発による発電容量を5月末比43.5%増の70ギガワットに引き上げる方針と伝えた。

中国核能行業協会によると、今年末時点の発電容量は52ギガワットで、目標の58ギガワットに届かない見込み。

ただ、2035年までには稼働中あるいは建設中の原発の発電容量は200ギガワット近くへ引き上げることが可能だという。

中国の原発政策は、主要プロジェクトの遅れや福島原発事故後の新設見送りで停滞した。

当局者は4月、新型コロナウイルスの感染拡大でも原子力産業への影響はないとの認識を示しているが、今年は建設許可が出ていない。2019年は6件が許可された。