上野千鶴子「人はなぜ不倫をしないのか。私には信じられない」 - 性的自由を手放すなんて恐ろしい
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注目のコメント
若い人はこういうのって新しく見えるのでしょうかね。
この手の婚姻無用、フリーセックス肯定論というのは、結構昔にもてはやされた概念で、学生運動華やかりしき頃は、女性とやりまくりたいから左翼運動や革命運動に入った馬鹿が沢山いたという都市伝説まであるほどです。
では何故こうした言説が革命運動と結びつくかというと、高名な社会学者である上野先生なら先刻ご承知の通り、婚姻というのは社会を安定させるための必要から生まれた、あくまでも社会的な制度であるからです。
一方性欲というのは動物の最も本能的な欲求です。
しかしそれ故にそれを本能に赴くままに無秩序に放置すれば、人間が他の動物と唯一異なる点、つまり社会的生物としての基盤、安定した社会構造が失われてしまうリスクがあります。
つまり裏返していうと、動物的な本能の解放というのは、既存の社会構造の破壊=革命につながるという理屈なのです。
上野先生は男性優位の既存社会の破壊を自論とされていらっしゃいますから、社会破壊のエネルギーたるフリーセックス≒不倫を推奨されるのは当然と言えます。
結びの言葉である、「できない約束はしない方がいい=婚姻などすべきではない」というのは、先生の革命に向けた飽くなきオルグの言葉なのかもしれませんね。天下の千鶴子先生に意見を言ってごめんなさい。
でもこれだけは言わせて。(見てないとおもうけど)
「私はフェミニズムが男との平等を求める思想である以上に、自由を求める思想だと思っています。」
とのことですが、たしかにジェンダー指数121位の国で女性として生まれ、ワンオペ子育てすると
その身動きのとれなさに辟易し、
瀬戸内寂聴や岩井志麻子のように、子どもや家庭を捨てて自分の道を突き進みたくなる気持ちもわかります。
がしかし。
かつて千鶴子先生と同じようなことを思っていた私が、いざ結婚し出産してみて思うのは
「女性は結婚や出産をせず自立して生きることでしか男性と平等でいられない、自由になれない」という考えは「回避」だとおもう。
何も解決していない。
昔の貴族階級のように親が決めた相手と結婚しつつも暗黙の不倫をする文化はあり、日本にも夜這文化があったので
正直、いまさら未婚の千鶴子先生が不倫を語っても・・・(ロールモデルにさえなれない)・・・
個人的には、子どもを12人出産し、旦那の留学費用まで工面し、自身も後世に残す文学作品を残した与謝野晶子から学ぶことのほうが多いです。
by 性愛では味わえない愛を知っているオンナ与利不倫もののドラマは結構好きなジャンルです。
月9(←今あるかは知らない)に代表される20代までの恋愛ものとは異なり、各種の制約条件がある中で、感情に流されつつも次々とクリエイティブな手段を思いつく主人公たちがリアルです。
そして、波留(あなたのことはそれほど)や佐々木希(雨が降ると君は優しい)も、そういう役の方が魅力的。
今クールでは超美人女優の新川優愛さんが主演する「ギルティ」から目が離せません。
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なお、たいていバッドエンドです。