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アトピー性皮膚炎は皮膚のバリアが傷害され、炎症が強くなる病気です。

例えるなら、

①城の外堀が突破され(バリアが障害)
②城内の兵(免疫細胞)が戦い
③炎が燃え盛っている状態(炎症が強くなる)

といえばいいでしょうか。

その炎症が行き過ぎた場合、さまざまな問題が起こってくることになります。
城内の兵(免疫細胞)は、さまざまな情報伝達物質(サイトカインといいます)を使って連絡をとりあっています。
その城内の兵その情報伝達物質の一つがインターロイキン31(IL-31)で、特に『かゆみ』の情報を伝えることがわかっています。

そのIL31を抑えて『行き過ぎた戦い』を収めようとする薬がネモリズマブといえ、実用化に近づいたことになります。

このような情報伝達物質を抑える薬を『生物学的製剤』といいます。もともと生物に備わっている蛋白質などを利用しており、アトピー性皮膚炎に対してはIL4・IL13を抑える製剤(デュピルマブ)がすでに実用化され、保険適応となっています。

▶京都大学のグループが発表された元論文
Kabashima K, Matsumura T, Komazaki H, Kawashima M. Trial of Nemolizumab and Topical Agents for Atopic Dermatitis with Pruritus. N Engl J Med 2020; 383:141-50.
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1917006