[8日 ロイター] - 米司法省は経営破綻したドイツの決済サービス大手ワイヤーカード<WDIG.DE>がインターネット上の大麻(マリファナ)取引を巡る1億ドルの銀行詐欺事件に関与していなかったか調べていると、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が8日、関係筋の話として報じた。

WSJ紙によると、ニューヨーク市マンハッタンの検察当局、および米連邦捜査局(FBI)ニューヨーク支部は、ワイヤーカードが決済銀行、およびオフショア引受銀行の双方の役割を果たしていたとの疑惑について調べを進めている。

この報道に関して、司法省報道官はコメントを控えた。ワイヤーカードもコメントを控えた。

不正会計疑惑に揺れていたワイヤーカードは6月25日、破産手続きの開始を申請すると表明した。