[シドニー/メルボルン 7日 ロイター] - オーストラリア第2の都市メルボルンは7日、ロックダウン(都市封鎖)の再導入に踏み切った。期間は8日深夜から6週間で、市民は不要不急の外出が制限される。

飲食店は持ち帰りのみの営業となり、ジムや美容院は閉鎖、学校の休暇も延長される。

ビクトリア州のダニエル・アンドルーズ首相はロックダウンは住民に負担をかけるが、必要な措置だと説明し、理解を求めた。

メルボルンが位置するビクトリア州で新型コロナウイルス感染者が急増していることを受け、人口2位の同州と国内最多の人口を擁するニューサウスウェールズ(NSW)州は、7日午後11時59分から州境を閉鎖することが既に決まっている。

NSW州とビクトリア州の州境が閉鎖されるのは、1919年にスペイン風邪が大流行した時以来。

これを前に人々の往来を監視するための警官や軍部隊が配備されている。違反者には1万1000豪ドル(7700米ドル)の罰金や6カ月の懲役などの罰則が科される。

州境近くの住民には特別許可が出されて往来が認められるが、許可証を申請するシステムはまだ開発中。ビクトリア州との境にあるNSW州オルベリーの市長は、毎日5万台の車が両州間を行き来しており、大きな混乱が予想されると述べた。

*内容を追加しました。

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