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注目のコメント
世界食料危機を対岸の火事くらいに考えている日本ですが、農作物の20%をアメリカ、13%を中国から輸入しており、特に野菜の輸入は54%が中国、飼料穀物の輸入は86%がアメリカ
となっています。
影響が中国まで及ぶと、日本も食料危機に直面することは免れません。
>新型コロナウイルスは、食糧危機の問題をより深刻化
>中国に飛び火するかは、世界の食糧事情、穀物マーケットを占う上で重要なポイント発生初期にかなり強烈に農薬等で殺して抑制するというのが、基本的な対応となりそうです。一度爆発してしまったら根本的な解決は望めないというのは、今の感染症の課題に通ずるものがありますね。
初動での一見過剰なまでの対応が大事ですがそれができるリーダーもしくは仕組みを作れるがどうか。
いずれにせよ敵を知ることから始めることが肝要ですね。特に農地が食い荒らされているのはアフリカ北東部と南アジアで、国でいえば、ケニア、ソマリア、エチオピア、イラン、パキスタン、インド北部、それにイエメンといった辺りです。
この中では、パキスタンが食料や綿、特に小麦の大生産国(世界9位)で輸出国でもありますが、今年のパキスタンの小麦の生産は、15%は減少すると予想されています。中東一帯では現在食料価格の急激な高騰が起きており、すぐにも政変につながりかねない国もあります。
北半球の国々では、バッタは7月には産卵に入っており、8月にまた大発生が予想されます。
http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/562/en/DL501e.pdf
7月の時点で新たな大発生が起きているのは南半球で、意外にもパラグアイ、アルゼンチン周辺です。世界的な食料生産国ブラジルにまで波及していけば、影響は大きくなります。
対策としては、空から何トンもの殺虫剤を撒くしかありませんが、これまで被害が大きかった国は、そういった対策をとるリソースも不足している場合が多いです。特に内戦が続くソマリア、イエメンあたりはそうです。これらの国はまた、外貨にも不足しています。食料は自国で生産しなくても自動車を売って得た外貨で輸入すればいい、といった選択肢はありません。自国の人口の大部分を占める農民が生産するか、それができなければ、国際的な援助に依存するしかありません。
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