林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えてください。
コメント
注目のコメント
力とトルクの違いからやった方が。。。
「「力」によって、物体がある距離を動くとはじめて「トルク」となる。」
あ、そうか、だからこう書いちゃったんですね
「仕事=トルクが発生している」
って、誤解の解析をしようとしたんですが、全てがあまりにめちゃくちゃでセンセイ断念。。。(あ、学生さんにはちゃんとやりますよ)極めて重要なお話。勘違いしてる方が非常に多い。
『トルク特性が低回転寄りか、高回転寄りかという問題はあるにせよ(後記)、人間はエンジン単体のトルクなど感知できないといっても過言ではない。「トルクを認識できるのは台上の動力計だけ」と先生は言う。
「トップギヤに固定して(トルク増幅の影響を薄めて)、登り勾配をアクセルベタ踏みで走ればわかるはずです。トルクがいくらあっても最後は出力だって。ゼロヨンみたいな加速勝負はトルクが決めるなんていうのも、大ウソもいいところですよ。あれは400mの地点に最高出力が出るようにギヤ比をセッティングすればいいだけです。クルマの性能の第一義がスピードだとするならば、その結果を決めるのは出力です」』
〈追記〉
斜め読みしてましたが、改めて見ると何か変。
モーメントの話が無いですね。この記事のモヤモヤ加減をどうとらえたらいいのか。
察するにですね。
トルクの単位「N・m」と、仕事の単位「N・m(=J)」を同一視してしまっているのが原因ではないかと…。
トルクは、ある回転軸を中心にした場合の回転方向の力のつり合いを考えるためのもの。定義は「力の大きさ×腕の長さ」。いわゆる「てこの原理」であって、そこに仕事の概念はまだ含まれていない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF
トルクに角度をかけて初めて仕事[J]になる。
角度の単位はdeg(°)もしくはrad。一方で角度は無次元量なので、「N・m」という単位だけ見てもそれが「トルク」なのか「トルクによってなされた仕事」なのかはわからない。そこが混乱の原因のような気がします。
ちなみに出力や馬力(仕事量)は、「トルクによってなされた仕事」を「仕事をした時間」で割って求めるので、単位は「J/sec」=「W」になりますね。
トルクNが単位時間あたりに行う仕事量は、その角速度ωとの積つまりN・ωで求められます。高出力の原動機は一般的に、「高いトルク」と同時に「高い回転速度」を持ち合わせていることになりますね。
こんなこと理解しているひとがほとんどであってほしいと願います。