トップが研究開発を導け R&D費用の適正水準
若林秀樹 東京理科大学教授
○海外大手は高研究開発費と高成長に相関
○国内電機は研究開発比率を下げ機会損失
○期待とリスクの均衡から連鎖成長目指せ
売上高研究開発費比率(R&D比率)は企業が属する業界の期待成長率と同等とされ、ライバル比較や自社の過去実績から内部積み上げで決められている。半導体は15~20%、車載やロボットは5~10%、家電や重電は2~3%、医薬品は20%が常識となっている。R&D比率は企業の中期計画で重
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