(ブルームバーグ): ドイツ銀行は、破産申請した独オンライン決済会社ワイヤーカードの銀行部門全体もしくは一部の買収を検討している。過去数年で最大となる企業スキャンダルの1つを起こしたワイヤーカードにとって命綱となる可能性がある。

ドイツ銀は現在、ワイヤーカードの金融部門の支援に向けた追加措置の可能性について、連邦金融監督庁(BaFin)、ワイヤーカードの経営陣(マネジメントボード)、破産管財人と連絡を取り合っている。広報担当者が電子メールで明らかにした。それ以上の詳細には触れていない。

事情に詳しい関係者によると、ドイツ銀の選択肢にはワイヤーカード・バンクの一部もしくは全体を引き取ることが含まれている。ただ、他の複数の方法も議論されており、最終的な結論には至っていないという。

ドイツ銀は昨春、ワイヤーカードとの非公式な提携交渉を行ったが、予備的な協議段階で早期に打ち切っていた。ワイヤーカード・バンクはビザやマスターカード、JCBインターナショナルと関係を持っているため、買収候補として価値があるとみられる。

ワイヤーカードは破産手続きを先週申請したが、ワイヤーカード・バンクはその手続きには含まれていない。

暫定破産管財人に指名されたミヒャエル・ヤッフェ氏は1日、同社の資産に世界の「多数の」投資家が関心を寄せていると述べた。ワイヤーカード・バンクを売却する意向があるかどうかは明らかにしなかった。

原題:Deutsche Bank Weighing Acquisition of Disgraced Wirecard’s Bank(抜粋)

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