2020/8/4

【アットコスメ 社長】アクセンチュアで死ぬほど働き、学んだこと

田村 知子
niwa no niwa エディター&ライター
化粧品クチコミサイト「@cosme(アットコスメ)」を日本最大のコスメ・美容の総合サイトに進化させ、EC事業、実店舗のほか、SaaS型のマーケティング支援サービスなどを展開するアイスタイル。

1999年7月の創業以来、生活者情報を一気通貫して分析できる独自のデータベースを構築し、ユーザーとメーカーをつなぐことで、「生活者中心の市場創造」を目指してきた。

ITバブルの崩壊や現在のコロナショックに直面しても、そのビジョンは揺らがない。インターネット黎明期から業界の常識にとらわれることなく、果敢に変革に挑んできた創業者・吉松徹郎氏に、「マーケットデザインカンパニー」を掲げ続ける経営哲学を聞いた。(全7回)
就職浪人からコンサルファームへ
就職浪人することを決め、2年目はコンサルティングファームに志望を定めた結果、アンダーセンコンサルティングに入社することになりました。現在のアクセンチュアですね。
コンサルファームは当時はまだメジャーではなかったものの、就活仲間から厳しい業界だと聞いていたので、そこで自分を成長させたいと考えました。
吉松徹郎(よしまつ・てつろう)/アイスタイル 社長兼CEO
東京理科大学基礎工学部卒業。アクセンチュアを経て、1999年7月にアイスタイルを設立し、社長に就任。同12月、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」オープン。2012年、東証一部上場。現在は、アイスタイル芸術スポーツ振興財団を通じ、芸術・スポーツ分野への助成支援を行うほか、経済同友会幹事も務める。「EY Entrepreneur Of The Year Japan 2018」Growth部門特別賞受賞。
2年目の就職活動では、のちにDeNAの共同創業者となる川田尚吾や、現CARTA HOLDINGS会長の宇佐美進典、IT評論家の尾原和啓、孫正義さんの実弟で連続起業家・投資家として知られる孫泰蔵らと知り合い、大いに刺激を受けました。
アクセンチュアはシステム系の案件が多かったので、入社後の半年間は、プログラミングやデータベース周りのことを学び、その後は地方自治体のデータベースや、学校法人の会計システムの作成などを行う部署に配属されました。
(写真:wutwhanfoto/iStock)
当時の業務で経験したことは、アイスタイルを起業したときに大いに役に立ちました。その頃も、自分が起業することになるとは思ってもみませんでしたけど。
「死ぬほど働け!」
アクセンチュアでは、プロフェッショナルとして働くとはどういうことかを、徹底的に叩き込まれました。
当時のアクセンチュアを表現するキーワードを3つ挙げると、「Think straight, talk straight」「Up or out」「Work hard」です。
「Think straight, talk straight」は、今も続く社風だと聞いています。
「Up or out」は今では「Up or growth」に、「Work hard」は「Work-life balance」になっているようですから、時代の流れを感じますね(笑)。
入社1年目はまさに、「死ぬほど働け!」と言われるような日々でした。