[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は2日、朝方発表された6月の雇用統計が好調だったことを受け、多岐にわたる分野で雇用増が見られ「歴史的な数値」だったとし、「米経済は勢いよく回復している」と述べた。

労働省が発表した6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から480万人増となり、1939年の統計開始以降で最多となったほか、失業率は11.1%と、5月の13.3%から改善した。

トランプ大統領は記者会見で、6月の雇用統計では「労働者が職に就けると確信を持っていることが示された」とし、向こう数カ月の雇用に関する統計は良好に推移し、11月の大統領選挙の数日前に発表される第3・四半期の国内総生産(GDP)統計も力強くなるとの見方を示した。

ただ、新型コロナウイルス感染拡大から経済を守るための新たな景気支援策を巡る議会との協議は継続していると述べた。