[2日 ロイター] - アメリカン航空<AAL.O>は2日、2021年夏季の長距離国際線の運航能力を19年に比べ25%減少させるとの見通しを示した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響により旅行重要が低迷しているため、運航を抑制するという。

また、かつて人気路線だったが今後需要減少が見込まれる複数の国際線を廃止するとした。

声明で「コロナウイルス発生から生じる需要低迷に対応する中で、長期的な収益性を改善させるため、自社のネットワークを再編成する」と指摘。シャーロット、ノースカロライナ、フィラデルフィア発着の大西洋を横断する3路線のほか、ロサンゼルスからアジアおよび南米に向かう5つの不採算路線を廃止するとした。

同社は1日、社員に宛てた書簡で、約8000人の余剰客室乗務員を抱えており、早期退職や希望退職で人員を削減する可能性があると伝えた。