[ワシントン 1日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は1日、相次ぐ墜落事故を受けて昨年3月から運航停止となっているボーイング<BA.N>737MAX型機の試験飛行を完了したと発表した。

FAAは、3日間の試験飛行で収集したデータの分析や、その他の作業になお時間がかかると説明。「FAAは慎重な手順を踏んでおり、ボーイングの取り組みを徹底的に検証するために必要な時間をかける」と強調した。その上で「同機が認証基準を満たすとFAAの安全性専門家が納得した段階で初めて、運航停止を解除する」とした。

ボーイングはコメントを控えた。

試験飛行では、修正された自動機体制御システムなどの確認が行われた。FAAはデータ検証のほか、新たなパイロット訓練手続きの承認なども終える必要があり、運航再開の判断は9月半ば以降になるとみられている。