[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は1日、域内の銀行再編を促進するために資本要件などの条件を緩和する方針を打ち出した。

ECB銀行監督委員会のフェルナンデスボロ委員がブログ上で指針を公表した。それによると、合併した銀行に資本の上乗せを義務付ないことを明確にしたほか、独自の会計モデルを使用することを認める。また評価額が簿価を上回った場合に評価差益を計上することができる。

これらは銀行関係者が過去数年間、ユーロ圏でM&A(合併・買収) を検討する際に懸念要因として挙げていた。

ECBは銀行の統合推進は責務の一部ではなく、市場主導で行われるべきと強調している。

フェルナンデスボロ氏は「われわれのプルーデンス上の責務は経営統合への取り組みにメリットがあるか検討することではない」と説明。その上で「ただしうまく設計し実行された統合は、前回の金融危機以来、欧州の銀行部門を圧迫してきた銀行の余剰と低収益の問題解決に寄与し得る」と指摘した。

ECBは指針について10月1日まで意見を募る。