[ニューデリー 30日 ロイター] - インドが中国製の携帯端末用アプリを禁止扱いにしたことに対し、中国側は30日、世界貿易機関(WTO)の規則に違反していると抗議した。

在ニューデリー中国大使館は声明で「特定の中国製アプリに対する差別的な狙い撃ちの取り扱いは、根拠もこじつけで不明瞭な上、公正かつ透明な手続きに相反し、WTOルールにも違反する」と訴えた。

インドは29日に、これら中国製アプリを禁止扱いとした。6月に両国の国境地帯で軍事衝突が起きて以降、インターネット上でのインドの中国への対抗措置としては最も厳しいものとなった。

中国側は、禁止措置はインドの雇用にも影響すると警告するとともに、インド側に平等な取り扱いを求めた。