【本日オープン】NewsPicks GINZAが目指す「時代×普遍」

2020/7/1

なぜ銀座なのか?

7月1日、東急プラザ銀座7Fに「NewsPicks GINZA」をオープンします。
なぜ銀座なのか?
そう度々聞かれるのですが、最大の理由は、「私自身が大の銀座好きだから」です。
かれこれ10年以上、ほぼ毎週、銀座に通っています。デパ地下で魚を買ったり、書店で本を漁ったり、映画館で新作を観たり、カフェで物を書いたり。私のアイディアと創作の多くは銀座で生まれています。
(写真:iStock/font83)
たいていの街は何度か通うと飽きてくるのですが、銀座はまったく飽きません。その理由は銀座の包容力にあると思っています。
最新と伝統。若さと熟練。経済と文化。
変わるものと、変わらないもの。時代性と普遍性――それらが織り混ざって、見事に編集されています。
銀座は京都とともに、もっともインスピレーションを得られる場所です。
今回、銀座にリアルの場を創ったのは、銀座の息吹に触れて、NewsPicksを「時代性と普遍性を持つブランド」へ進化させたいと考えたからです。

とくに嬉しかったこと

NewsPicks GINZAでは主に3つのことに取り組みます。
1つ目は、7月に開校するプロジェクト型スクール「NewsPicks NewSchool」のキャンパスとして。
「学ぶ、創る、稼ぐ」をコンセプトとして、第1期(2020年7~9月)には、14プロジェクトが動き出します。
新型コロナウィルスの影響で、第1期は、オンラインのみの開催となりますが、10月の第2期からは、コロナウィルスの状況も踏まえながら、オフラインでのプロジェクトも増やしていく予定です。
6月から第1期の合計620名のメンバー募集を開始したところ、ありがたいことに定員を上回る応募をいただき、大半のプロジェクトが満員御礼となりました。
とくに嬉しかったのは、東京圏以外の方々からもたくさんお申し込みいただいたことです。
日本全体で「大人が深く楽しく学べる場」は不足していますが、東京圏以外ではその傾向が顕著です。そのため、最先端のビジネス、テクノロジー、クリエイティブの実践知が、全国津々浦々に広がりにくいところがあります。
NewSchoolでは今後も、オフラインとオンラインを臨機応変に組み合わせて、最先端の知と普遍的な知を、多くの方々に届けていきたいと思っています。
現在は、ビジネス、クリエイティブの二本立てですが、今後は、テクノロジー分野に加えて、「読む、書く、聞く、話す」のレトリック、アート・工芸など、リベラル・アーツ分野も拡充していく計画です。

メディアとカフェの深い関係

2つ目の挑戦は、東急ハンズと共に創る実験型店舗「NewStore by TOKYU HANDS」です。
NewStoreの狙いは、「新しいモノの売り方とコミュニケーションを考える」こと。
メディアとしてのコンテンツ配信とあわせて、ゆくゆくは、NewSchoolメンバーが創ったプロダクトを販売したり、NewsPicksのオリジナルグッズを売ったり、パートナー企業と共創したり、ショーケースとして活かしていきます。
マクアケの坊垣佳奈さんとTakramの佐々木康裕さんがリーダーを務める「D2C実践」プロジェクトでは、実際にNewStoreでの販売にトライする予定です。
3つ目の取り組みは、NewsPicks NewCafe。文字通り、カフェの運営です。
そもそも、メディアの起源は、17~18世紀に英国で流行したコーヒーハウスにあります。情報交換の場としてのコーヒーハウスから、新聞などのジャーナリズムが生まれ、さらには株式取引や保険の誕生につながりました。
カフェこそ、メディアの元祖なのです。
(写真:TopFoto/アフロ)
今後は、オンラインのさらなる発達により、直接顔を合わせなくとも、世界中の人々と語りやすくなります。それ自体は、素晴らしいことです。
ただ、気の合う人や、初対面の人と、お茶やコーヒーやお酒を飲みながら語らうのは、何事にも代えがたい快楽があります。
過去数ヶ月間、そんな時間を失ってみて、「お茶会や飲み会のない生活はさびしいなあ」とつくづく感じました。
NewCafeでは、国内外からユニークな飲み物や食べ物を集めて、食のセレンディピティを演出するとともに、みなさんの新しい出会いをプロデュースできればと思っています。
プロピッカーの1日店長企画など、参加型でカジュアルに楽しめる企画を仕込んでいきますので、ぜひお気軽にふらりとお越しください(私自身も、しょっちゅう顔を出す予定です)
NewCafeに限らず、NewsPicks GINZA全体を、ユーザーのみなさんとともに日々アップデートしていく、NewsPicksの象徴にしたいと願っています。
スクール、ストア、カフェ以外にも、スタジオとして利用したり、イベントを開催したり、クリエイティブルームとして会議や研修をしたり、フル活用していくつもりです。土日を中心に、家族向けの企画にもチャレンジしたいと思っています。
NewsPicks GINZAを通じて、みなさんの新しい知や人との出会いに少しでも貢献できれば、それに優る喜びはありません。
銀座の地で、みなさんとお目にかかれるのを心から楽しみにしております。
(写真:三嶋一路)