新型車「GRヤリス」のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」について聞く
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注目のコメント
コレは良記事。
よくトルクスプリット方式の4WDだとセンターデフのロック率で前後のトルク配分を自由自在に変えられると思ってる方が多いが、それは間違い。
ベベルギヤ式センターデフ(普通のデフ)、又はデフ無し直結なら重量配分に応じたトルク配分となる。ヤリスならざっくり前後重量配分が60対40と仮定すると、駆動配分も60対40になる。
コレより後輪に配分させるなら、遊星歯車などで後輪側を増速させなければならない。
ギヤで増速させてるのに、前後輪回転数が同じなら、後輪トルク増幅される。こうして後輪側のトルクを増やしていく。
仮にセンターデフはフリー(ロック無し)でもコレは可能。
センターデフロック率を変えて行くと、前後輪回転数は本来の増速された回転数差に近づくと共に、トルク配分は重量配分に近づいていく。
ただ、それをやり過ぎると前後回転数差が出過ぎてうまく走れない。なもんで、各輪にブレーキかける事でトルクを調整する。とある車輪にブレーキ掛ければ、デフで逆側の車輪が増速されてトルクが流れる。
恐らくですが、ドライバビリティを重視する為、基本はイニシャルのトルク配分(増速ギヤによる配分)として、あんまりセンターデフロックは弄らず、トルク配分調整(トルクベクタリング)はブレーキ制御でやってるのではないかと。