多忙な実業家が、”捨てる”英語学習法を選ぶ理由とは?
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「英語をとにかく話せるようになる」を目指すのであれば、例文をとにかく覚えまくるべきというのが私の持論です。
日本では、なぜか「英語の学習=単語の暗記」となってしまっている気がします。それだと文章を組み立てるという一番大事な部分が抜けます。まずは使える表現を増やすと良いと思います。
私はこれを「手持ちのカードを増やす」と言っています。トランプゲームでカードが少ないと、打てる手は限られますよね。逆に、手元にカードを沢山もっていれば「なんでもこい!」という気分になれます。あれなんだと思うのです。
話を戻すと定番の表現方法をいくつ知っているかがポイントだと思います。手元のカードが増えれば、さらにその組み合わせパターンも増えます。例えばですが、質問をうけてちょっと時間稼ぎをしたいときあなたは何種類の返しができますでしょうか?
で、どうすればよいか。私はNP内で1人ESSをおすすめしています。私が行っていたのはNHKラジオビジネス英会話の会話文を丸暗記&完全コピー。暗記するだけでは駄目です。声色やイントネーションも含めて全部完全コピーを目指します。コピーできるだけでは駄目です。完全に暗記します。
騙されたと思ってやってみてください。私が提唱している英語学習法のポイントは、英語はあくまでもコミュニケーションのツールだということです。コミュニケーションのツールとして、英語をもっと使いこなしているのはソフトバンクグループの代表の孫社長だと思っています。
私自身が孫社長の秘書として、身近で見ていた英語での交渉で感じた事は次の3つでした。
①英語は、文法や語彙については基本的に中学レベルで充分であること。必要に応じて自分の訴えたいキーワードや業界の用語、経営に関する用語を補充すればそれで全く問題ないこと。
②発音は、カタカナ英語でも通じる。しかし発音よりも重要な事はリズムやイントネーションの方が大事なこと。カタカナ英語でもリズムやイントネーションが英語風になっていればネイティブには英語風に聞こえること。
③最も重要な事は、自分の言いたいことを相手の理解度を推し量りながら、ロジカルに述べる能力であること。これは日本語であっても英語であっても同じ。孫社長は実は日本語でも英語と同じロジックで話をしていて常に自分自身も周りにも結論から述べる事を貸していたこと。
こうして考えると、従来の日本の英語学習が、インプットに偏りすぎていたことがわかります。
英会話も、当然ながら言葉のキャッチボールなのです。文化や経験・知識も異なる他者とのコミュニケーションとしての英語の使い方への配慮がなかったことがわかってきます。
さて、コロナ時代にもやはり動画でのチャットが重要になってきています。このことからも分かるように、リアルタイムでの音声コミュニケーションは仕事を共同してやっていくためには極めて重要なことは変わりません。むしろ、海外とのコミュニケーションは、メールより動画チャットが増えてくるでしょう。ですから、ますます今後英語でも音声コミュニケーションの必要性が増してくると思っています
この記事が英会話に課題を感じている読者の皆さんの英語学習の一助になれば幸いです。毎日、仕事で英語使ってるけど、みんな気負わずに毎日使ったらいいだけと思う。読むとか、書くとか日常のことを英語にしたらいい。自分用のメモとか全部英語にするだけで全然違う。
あと、英語はマスターするものではないし、できない。非常に残念なことだが、耳が良くて、毎日英語で生活していても、ハリウッド映画やビルボードソングが、完全に日本語と同じように聴こえてくることはない。