「なぜ日本はできないんだ」 オンラインだけの株主総会
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日テレの株主総会は、まさにこれ↓
「来場者数を制限し、ネット中継しない企業が目立った。総会は株主が経営者の声を聞き、意見を伝える対話の場。コロナ禍を理由にその原理原則が失われてはいけない。」
しかも質問は4問のみ。時間は20分程度。株主から継続動議が3回も出されても、コロナ禍を理由に強引に打ち切った。。
これで日テレは、記者会見の質問打ち切りにクレームを出せないでしょう。
PS)僕は、最後に滑り込みで、以下を質問することができました。1)&2)ともに明確な返答は無かったです。
今からでも良いので、ご回答頂きたいです。
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日テレ通りの再開発についてご質問差し上げます。
私は株主であり、且つ番町の住民でもあります。番町の住民は日テレの超高層ビルの計画に怒っています。
何を怒っているかというと、その手法にです。
地区計画では60mが限度と明記しているのに、それを越えたビルを建てようとしている日テレの手法にとても問題があると株主としても危惧しています。
つい4日ほど前に「番町の町並を守る会」の第13回目の勉強会に参加しました。もうすでに番町の住民は13回も勉強会を実施しています。
その講師である明石教授がこう仰いました。「日テレは、地区計画の上限を越える超高層ビルを建築するのに数億円もの設計費を使っているでしょう。それが実現できなかったら、担当者が可愛そうである」。
僕は、「担当者が可愛そう」という問題ではなくて、日テレの経営問題だと思うんですね。区長がNHKや文春で叩かれている現状で、且つ多数の住民が強硬に反対する中、地区計画を超えるビルを強引に建てることは、非現実的だと思います。
そこで二つ質問です。
1)地区計画を超える高さの計画を立ててきたのかどうか?
yesかNOか
2)仮にYESであれば、無駄に紛争を長引かせて、数億ものお金を超高層ビル構想に使い続けるのではなく、コロナで都心の需要が変わるであろうから、リスクとコストを下げて、スピードをあげて現状の地区計画の範囲内でビルを早急に立てたらどうでしょうか?
株主利益の最大化のためには、無駄に住民を怒らせて長引かせるよりも既存の法規制に則り再開発を進めることが一番だと思います。
2つのご質問にお答え頂きたくお願いします。記事に出ているZホールディングスや富士ソフトの事例(①)など不可能ではないが、簡単ではないというのが現実。
4月にオンライン総会は可能という経産省の見解が出た(②)。ただそこでコメントしたように、結構玉虫色で、明確に整備をしたものではなくこれまでの議論を基にした解釈を示しただけ。そして一番の難しいポイントである「出席型」についてやりやすくするような整備はなかったと感じる。
①https://newspicks.com/news/4980122
②https://newspicks.com/news/4786678日本の株主総会制度は伸びしろ満載。オンライン対応や、実質的に事業年度の終了3か月以内に行う必要から6月に総会集中など…etc。株主は経営わからんやろと強気経営者もいるが、株主提案による企業価値の改善潜在力は、CUÑAT, GINE and GUADALUPE(2012)でも指摘。