【アイリス会長】ピンチこそ、成功のチャンスである

2020/6/29
危機が訪れるたびに、存在感を発揮する企業がある。
アイリスオーヤマ。宮城県仙台市に本拠地を置く、生活用品を扱う企業だ。今から62年前に創業したこの会社は、常に危機に直面してきた。
オイルショックで売り上げは激減し、東日本大震災で宮城県の本社は打撃を受けた。
それでも不死鳥のように立ち上がり、いつも危機の後に成長を果たしている。そして今回のコロナ危機においても、すでにたくさんの種まきをしている。
なぜアイリスは強いのか。
NewsPicksは、実質的な創業者である大山健太郎会長にインタビューを実施した。
約55年の経営者人生で常に危機と向き合ってきたからこそ語れる経営哲学には、金言が詰まっている。

利益を出し続ける「条件」

──これまで数々の危機を乗り越えてきたアイリスですが、新型コロナウイルスによる影響はどのようなものでしたか。