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注目のコメント
京、富岳の計算能力について。
一般向けには「1秒間に計算できる回数」でよいのですが、もっと知りたい人のために。プログラミングを学ぶと変数には整数型、倍精度整数型、浮動小数点型、倍精度浮動小数点型、固定小数点型など様々な型(内部表現方法)があることがわかります。なお、Pythonなどの言語ではそこまで強く意識することはありませんがコンパイル言語では一般的に厳密に定義します。
ここで言う計算能力はFLoating point number Operations Per Second、すなわち1秒間に浮動小数点演算が何回できるか、です。これは、用途によって当然指標が変わるということです。
最近流行のディープラーニング用のCPU V100を例に考えてみましょう。下記のページではV100とP100が比較されています。FP32、FP64の2つの性能比較表が見えます。これはそれぞれ単精度浮動小数点 (32-bit)、倍精度浮動小数点 (64-bit)の計算の能力を示しています。大きく性能が異なることがおわかりいただけますでしょうか?このように、何を指標にするかによって見えてくる性能は大きく異なります。車だって燃費だけでなく0-100km加速度や航続距離など様々な視点で評価するのと同じです。
FLOPS
https://ja.wikipedia.org/wiki/FLOPS
Tesla® V100の性能ベンチマーク
https://www.nttpc.co.jp/gpu/article/benchmark03.html富岳の快挙はうれしいニュース。オリンピックで日本選手が金メダルをとった時のようにすなおに喜べます。スピードだけでなく、世界初の4冠というのがすごい。使い勝手がいいというのは、日本らしいきめ細かさ。