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薬が効きにくい耐性菌の働き止める化学物質を発見 名古屋大

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    東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士

    カルバペネム系抗菌薬は、普段外来で使うことは極めて少ない(まずない)抗菌薬ですが、他の抗菌薬の効果が期待できない重篤な感染症に使われる切り札です。

    今後、新規の抗菌薬はなかなか出てこないであろうことが予測されています。たとえば、米国で承認をうけた抗菌薬は1983-89年には16種類あったのに、2008-12年には2種類のみとなっています(完全に新規となると1980年代以降はなし)。
    莫大な開発コストを回収できなくなってきているからです(※)。

    ※薬剤の研究開発 ~抗菌薬の開発ペースは落ちている~
    http://amr.ncgm.go.jp/general/1-3-2.html


    さらには新規の抗菌薬は、莫大なコストを反映し、きわめて高価です。


    既存の抗菌薬の効果を温存(もしくは回復)させるためには、抗菌薬の適正使用が重要です(※※)。

    ※※抗微生物薬適正使用の手引き
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000573655.pdf


    そんな背景のなか、『既存の抗菌薬の効果を回復させる』という視点からの開発も大事です。ただし、まだまだマウスレベル。この発見が実地に使えるかどうかは、今後まだまだハードルをいくつも超えなければならないでしょう。


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    産婦人科専門医 医学博士

    耐性菌特有の発現物質をターゲットにするという新しいアプローチ。
    これが実用化されると、

    耐性菌→耐性ではない元の菌 に戻り、カルバペネムが効くようになる、

    というしくみですが、

    これまでの、抗菌薬と耐性菌との攻防戦のように、
    またこの機序をかいくぐる変化を細菌が遂げる可能性もあり得ますし、

    根本的には、抗菌薬を適正に使用して、耐性菌をなるべく生じさせないようにすることが重要です。


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    総合内科医 医学博士

    記事で取り上げられているのは、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)などを指すと思いますが、効く抗菌薬がほとんどない耐性菌で非常にやっかいです。米疾病対策センター(CDC)は「ナイトメア・バクテリア(悪夢の細菌)」と呼び、最も脅威の高い耐性菌に位置づけています。

    現在のところCREの分布は中国やインドで報告が多く、渡航者が日本に持ち込む場合が多いようです。日本人が中国で臓器移植を受け、耐性菌を国内に持ち込んだケースも報告されています。一旦持ち込まれてしまうと病院内でアウトブレイクしてしまうため、海外渡航者の耐性菌を最初にチェックする病院も少しずつ増えてきています。

    基礎研究の段階の成果ではありますが、今後治療薬の開発に繋がれば大きなインパクトがあると思います。


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