【一休 社長】ニューヨーク転勤、仕事さえできれば認められる
コメント
注目のコメント
最初は苦労されたと思うのですが、「トレーディングの仕事さえきちんとできれば、みんな話しかけてくれます」に達したのはすごい。逆に、日本人はこうした仕事のできる外国(特に中国)人に対する「潔さ」がないために、もったいないことをしているケースもみます。
ニューヨークで働き、彼我の差は大きくないと感じたとのエピソードに強く共感しました。
一休の親会社であるヤフーのCSOの安宅さんに「シン・ニホン」の書籍化を勧めた時、私の中にあった強い思いは「GAFA等との彼我の差は実は私たちが思っているほど大きくはないはずだ」というものでした。
同じ人間であり、同じような間違いを犯します。ただ、日本では、小さな差が積み重なり、それがあまりにも長い間放置された結果として、「失われた20年」と呼ばれる経済停滞や、GAFAの企業価値の合計が日本の上場企業の企業価値を上回るような完敗に至ったような気がしてなりません。
https://newspicks.com/news/5088752/
彼我の差は実は決して大きくなく、戦略的に打つべき手を着実に打っていけば、日本も復活するはずです。「一休」の急成長もその証左ではないでしょうか。次回の記事も楽しみです。一休の社長兼CEO・榊淳さんの連載第3回です。
ーーー
高級ホテル・旅館やレストランの予約サービスを展開する一休は1998年に設立され、この分野の草分けとして成長。競合激化などにより一時低迷するも、ロイヤルカスタマーに特化し、ユーザーファーストを徹底することで、2012年から再び右肩上がりで業績を伸ばす。
それに一役買ったのは、2012年にコンサルティング会社から派遣され同社の経営に携わり、現在社長を務める榊淳氏だ。メガバンク時代は金融工学を駆使し、デリバティブ取引などのプライシングを担い、その後、スタンフォード大学大学院でコンピューターサイエンスを学ぶ。ボストン コンサルティング グループを経て、経営コンサルタントとして出合ったのが、一休だ。
社長業は週1日。週4日はデータサイエンティストとして、データ分析やコーディングなど社員業に従事するという変わり種。いかに同社を再成長へと導いたのか。バックグラウンドを振り返りつつ、その独自の経営スタイルを紹介する。(全7回)
■第1回 社長業3割、データサイエンティスト7割
■第2回 メガバンクで興奮した最先端の金融理論
■第3回 ニューヨーク転勤、仕事さえできれば認められる
■第4回 ボストン コンサルティングで鍛えた思考力
■第5回 低迷していた一休を再成長させた「猫パンチ」
■第6回 ユーザーへの提供価値を最大化するベストな方法
■第7回 問題解決に役立つ「データ分析」の方法