日本企業、米就労ビザ方針に困惑 年内の発給停止に運用の不明確さ懸念
SankeiBiz
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日本企業の駐在員に必要なLビザだけでなく、ハイスキルを持ったプロフェッショナル向けのH-1Bビザ、農園などの季節労働者向けのH-2Bビザなども一律に発給停止になりました。
ビザの発給停止は、コロナ・ショックによる失業率の増加に伴い、米国民の雇用を増やすことを目的としています。しかし、H-1BビザやH2-Bビザの発給停止には、米国人の雇用をもたらす効果は期待できないと言われています。いずれも米国人だけでは不足している職向けのものだからです。
まず、H-1Bビザは、優秀なエンジニアなど、米国で不足しているプロフェッショナル向けのものです。NPでおなじみの、イーロン・マスク氏もH-1Bビザで入国しました。H-1Bビザは、米国に世界中から才能と集めてきた原動力となっており、その発給停止はアメリカの競争力の低下をもたらします。
次に、H-2Bビザは、収穫期の農園など、繁忙期の労働力不足を補うための「出稼ぎ」ビザです。このビザを停止しても、米国民がその職につくことはあまり期待できません。なぜなら米国民が求めているのは、季節雇用ではなく、通年の正規雇用だからです。
このように政策の目的である米国民の雇用増は期待できず、むしろデメリットが大きいため、シリコンバレーだけでなく、普段は米国政府を批判しないような企業も抗議の声を上げ始めています。ニホン人の数は元々少ないので、メリケン的にはどちらでも良い(どうでもいい)のでしょうけど、国別に制限変えるとイロイロ面倒なんでしょうからねぇ