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メルセデスの新型SUVが2モデル同時に上陸! 新型GLAとGLBとは?

メルセデスの新型SUV「GLAクラス」と「GLBクラス」が同時に日本に上陸した。両モデルの違いは?
メルセデス・ベンツ AMG Aクラス Bクラス Gクラス GLA GLB SUV Mercedesbenz ドイツ車 GLC GLE GLS EQC

3列シートが標準のGLB

6月25日、メルセデス・ベンツ日本新型GLAクラスとGLBシリーズを発表した。いずれも、2018年に登場した「Aクラス」とおなじ前輪駆動用プラットフォームのMFA2(モジュラー・フロントドライブ・アーキテクチャー2)を採用するものの、ボディサイズやシート配列は異なる。

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GLAクラスのボディは全長×全幅×全高:4410×1834×1611mmで、シート配列は2列。これに対し、GLBクラスは4634×1834×1659mmと224mm長く48mm高い。そして、シート配列は3列になる。

外装は、GLAクラスが曲線を使った流麗なクーペ・ルックであるのに対し、GLBクラスは「Gクラスからインスピレーションを受けた」とうたうように、スクエアで力強いデザインが特徴。最低地上高は、ともに200mmを確保する。

GLAクラスのボディは全長×全幅×全高:4410×1834×1611mm。

GLBクラスのボディは全長×全幅×全高:4634×1834×1659mm。

内装は、ダッシュボードやステアリング・ホイールのデザインが異なるものの基本はおなじだ。円型のエア・アウトレットや、2枚の10.25インチ液晶モニターなどは両モデル共通である。

GLBクラスのみに標準の3列目シートは独立タイプで、未使用時は床下に格納出来る。安全のため、座れるのは身長168cm以下の乗員に限定されている。

GLA、GLBともに対話型インフォテインメントシステム「MBUX」は標準。写真はGLA200d 4マティックのインテリア。

GLBのリアシートは140mmのスライド機構と、8段階のリクライニング機構が備わる。

3列目シートは168cmまで対応。チャイルドシートも装着可能という。

3列目使用時のラゲッジルーム容量は約130リッター。

2列目と3列目を格納すると1755リッターに拡大。

エンジンは2種類。「GLA200d 4マティック」および「GLB200d」が搭載するのは、150psと320Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボ。「GLB250 4マティック スポーツ」のみに搭載されるのは224psと350Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ。トランスミッションはいずれもデュアルクラッチタイプの8AT。

駆動方式は、GLB200dのみがFWDで、ほかは電子制御式の4WD。後者では最大50%の駆動力が後輪に配分される。オフロード走行時には前後トルク配分が50:50に固定され、急な下り坂で自動的にブレーキを制御するDSR(ダウンヒル・スピード・レギューレション)も作動する。

価格はGLA200d 4マティックが502万円、GLB200dが512万円、GLB250 4マティック スポーツが696万円。

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文・稲垣邦康(GQ)