【躍進】コロナ時代の「オフィステック」はドル箱市場

2020/6/26
注目の「成長ビジネス」
人事管理システムを手がけるスタートアップ、トゥルーワークは、従業員の健康状態の追跡をサポートするソフトウェアを企業向けに開発した。
建築・デザインの米最大手ゲンスラーは、ソーシャルディスタンスを取り入れたオフィスのレイアウトを自動生成するフロアプランニングのアプリを提供している。
プロフェッショナルサービスファームの世界大手PwCは、在庫追跡システムとして開発したテクノロジーを、新型コロナウイルスの接触者追跡システムに応用。オフィス内の従業員の交流を記録して、感染者が確認された際に通知する仕組みだ。
企業が職場を安全に再開する方法を模索するなか、オフィス家具やスマート換気システムなど様々な分野で、解決策を提供する製品やサービスが相次いで登場している。
体表面の温度を測定するサーマルカメラのように、既存の製品をウイルス封じ込め対策の発熱者検知機器としてリブランディングする場合もあれば、まったく新しいサービスも創出されている。
(Jared Soares/The New York Times)
その市場は大いに魅力的だ。従業員を守り、職場でアウトブレイクが発生した際の負担を軽減するために、スクリーニング検査やソーシャルディスタンスなど公衆衛生のガイドラインを遵守する対策を、企業は一斉に導入している。
市場調査会社インターナショナル・データ(IDC)の推計によると、アメリカでは雇用主向けの接触追跡技術の市場が、間もなく年間40億ドルに達するとみられる。
もっとも、感染予防のツールやパンデミックに関する職場のルールは、ウイルスの最新の科学と同じように、まだ登場して間もない。どの程度機能するかも、そもそも機能するのかどうかも、判断するのは時期尚早だろう。
(Jared Soares/The New York Times)
ロビーで「安全チェック」
さて、久しぶりに出勤すると、オフィスのロビーが空港の保安検査場のようになっているかもしれない。