[シンガポール 23日 ロイター] - 日本、中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)などが参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚会合は23日、RCEPの年内署名を目指す方針を改めて表明した。

RCEPは、日中韓、ASEANにオーストラリア、ニュージーランドも参加する経済連携協定(EPA)で実現すれば世界最大規模の経済・貿易圏となる。

閣僚会合は共同声明で「RCEPの年内署名へのコミットメントを再確認した」と述べた。

昨年11月にインドが交渉から撤退したが、共同声明はインドが復帰する余地はあると説明した。

「現下の新型コロナウイルスのパンデミックを鑑みRCEPが成長し続き得ることが重要であり、合意が署名されれば多国間貿易システム、地域の統合、域内の経済発展に対する揺るぎない支援という明確なシグナルになる」と述べた。