SDGs世界レポート（26）スーパーで販売期限切れ食品ロスを防ぐスウェーデンのアプリWhywaste（井出留美）

コメント

注目のコメント

• 堀 彰宏

  名古屋大学発ベンチャー・SyncMOF 取締役　兼　最高技術責任者(CTO)

  ・2020年06月23日

  各企業のSDGsへの取り組みが融資に直結する時代が来ている。CO2削減などの環境問題に対しては、航空各社が早々に名乗りをあげたが、出遅れたのは船舶各社だ。
  出遅れた代償は大きく、2050年までにCO2排出をゼロにする宣言まで出さざるを得なくなった。名古屋大学発ベンチャーの当社は新しい吸着材であるMOFを販売して、この問題に取り組んでいるが、これらの業界の必死さがわかる。つまり、目標が達成できない場合は、銀行からの融資が受け難くなるわけだ。融資停止は、企業成長をストップさせてしまうので、船舶各社は必死なのだ。
  船舶各社に限らず、SDGsは企業の成長力に大きな影響を及ぼすのは間違いない。
  あるビール会社はいう、我が社はCO2を大量に排出している。このCO2を分離吸着してくれる材料があれば、我が社はCO2を捨てる企業から売る企業に分かれるだろう。
  当社SyncMOFもこのような大企業と仕事を進める中でSDGsの影響力の大きさを実感している。